コンペ優秀賞・暮しの道具

「そよそよと」 「吉野材」を使った「暮らしの道具」デザインコンペ 優秀賞

このコンペは奈良県の主催で「吉野材」の新たな利用方法を確立するために、多くの人々に受け入れやすい「暮らしの道具」をデザインするというものです。量産可能なものであること、市場性があるもの、国内外に広く受け入れられるもの、現代の生活様式に適したものであることが求められました。

風に揺れる木々をイメージし、吉野の自然や風景を、日々の暮らしの中で感じてもらえる、風に揺らぐ一輪挿しを提案しました。
自然とは、接するととても気持ちのよいものですが、人の思いの侭にならないものでもあります。
この一輪挿しは、おきあがりこぼしのようにバランスを取って自立しています。
風が吹けば、息吹を吹き込まれたように揺れ動き出します。
風が強く吹く日には大きく揺れます。
風がなければ、動きません。そんな時は指で軽く押してみたりします。
背の丈が異なれば揺れ方も変わり、バランスが悪ければ、倒れてしまうかもしれません。
日々の暮らしの中で、自然が身近にあることの豊かさを感じる「暮しの道具」として、「そよそよと」を考えました。

吉野材は、『年輪幅が細かく均一で無節、完満通直、真円で強度が高く、美しい色艶と癒される香りを持つという特徴』があります。
そんな吉野材の魅力を活かし、吉野の職人さんのろくろによって、材を削り出すという、非常に素朴ながら高度な技術によって、手に馴染み、日常の中で身近においてもらえる一輪挿しとしました。
一輪挿しという大きさが、小径材や間伐材を活かすことにもつながります。
削り出すことによって生まれる、丸く滑らかな曲面には、吉野材の特徴のひとつである美しい木目が表れています。

現在、商品化に向けて奈良県の会社が動き始めています。


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事務所概要

自己紹介

住宅設計について

家つくりを考えている方へのメッセージ

大塚 聡・略歴

大塚聡アトリエ・略歴

作品掲載誌

受賞

浅草九倶楽部+浅草九劇・2017

エンガワの家・2012年

改修・隠れ家リトリート・2011年

下北沢の家・2010年

経堂の家・2009年

高尾の家・2007年

中野中央の家・2005年

白州の週末住宅・2005年

北沢の家・2004年

桜新町の家・2004年

遠州浜の家・2002年

軽井沢のゲストハウス・2002年

大和町の家・2000年

深沢の家・1997年

計画案・MYOプロジェクト

コンペ優秀賞・暮しの道具

コンペ案・三次市民ホール

コンペ案・沖縄県看護協会

設計のプロセス

以上が設計のプロセスですが、より詳しくは以下のQ&Aも参考にして頂ければ、と思います。

はじめに

関町の家・建て方

小岩の家・実施計画

小岩の家・内装

小岩の家・鉄骨階段

小岩の家・上棟

小岩の家・木造部分建て方

小岩の家・地下コンクリート壁

小岩の家・根切り+耐圧盤

小岩の家・基礎地盤補強工事

小岩の家-1

空間造形4 写真ギャラリー案内

一次掘削

地鎮祭

魑魅魍魎の生息地帯

坊主No.2

坊主No.1

はじめに

「鉛の心臓」 紅テントの虜に

「唐版 犬狼都市」紅テント洗礼

武蔵野大学環境学部環境学科住環境専攻・都市環境専攻

OZONE家つくりサポート

新宿梁山泊

紫水'DANNA'勇太郎

株式会社ワークス WOORKS Inc.

居待月〜the 18th. moon