敷地面積15坪、建築面積9坪の住宅です。
研究者である夫人の書斎を3階に、趣味の多いご主人の書斎を1階に設け、2階にリビング・ダイニングを挿み込み、休日でもお互いを気にせずにいられる空間を計画しました。トンネル状のRC造の1階の上に、複雑な斜線制限に対応した木造をのせています。
2005年 撮影・新 良太氏
[ キーワード ]
混構造・立体ワンルーム・屋上テラス・狭小地・ロフト
[ 概要 ]
構造・鉄筋コンクリート造+木造 規模・地上3階 敷地面積・51.06㎡(15.44坪) 建築面積・30.24㎡(9.15坪)延床面積・81.00㎡(24.5坪) 用途地域・第1種中高層住居専用地域
3方は住宅が密集していて、唯一確実に1、2階に光を取り入れられる西側の道路に向けて開口を作り、その外にガラスルーバーの可動スクリーンを設け、外部の視線や内部の開放度を調整出来るようにしています。
コンクリートのトンネル状の1階。玄関から螺旋階段を通して裏まで見通せます。
1階の書斎から螺旋階段を見ています。奥は浴室、左側は玄関です。
2階、リビングからダイニングを見ています。正面のサッシの向こうにガラススクリーンがあります。
右側のリビングと左側のダイニングを螺旋階段で緩やかに分けています。
3階の夫人の書斎です。南からの明かりをサイドライトでとっています。
寝室から小屋裏を見ています。夫人の書斎との間の固まりはお手洗いです。