設計ノートを、おめでたい地鎮祭でのスタートしたい、と思います。
地鎮祭は、起工式とも呼ばれます。
先日その地鎮祭がありました。
設計事務所や建設会社は、何度も地鎮祭を経験しますが、一般的にはなかなか経験出来るものではないので、その儀式の一部をご紹介したい、と思います。
設計を終え、見積りをとり、建設会社を決め、確認申請を終え、近隣挨拶を行ない、いよいよ工事着工となります。
これから始まる工事の安全と、良い建物が出来上るように、その土地の神様に祈願します。
地縁の神社の神主さんに来て頂き、お祓いを行ないます。
その儀式の中でのハイライトは、鍬入れの儀と言われる儀式です。
砂を円錐形に盛り上げ、そのてっぺんに草をたてます。
先ず設計者が鎌で「エイ、エイ、エイ」と声をかけて、その草を刈り取ります。
次に建て主さんが同じように「エイ、エイ、エイ」と声をかけて鍬を入れ、その後建設会社が鋤を入れ、砂の一部を崩します。
多分これが土をいじる初めの工事とみなされるのだ、と思います。
いよいよ工事が始まる緊張感ともに、建築が出来上がって行く楽しみが、ここからスタートします。