昨年に地盤補強工事の報告をしたまま、実施の計画がどのように変わって行ったのか、をアップできないまま、春になってしまった小岩の家。
建て方も無事終了しました。
ここまでの工事の様子を順次アップします。
小岩の家は地下1階・地上2階で、地下は鉄筋コンクリート造、地上は木造です。
地下と言っても地階の床は地面から80cm下がっているだけですので、かなりの部分が地面より上になります。
北側斜線をかわすために、このように少し掘り下げて高さを稼いだりするときに、基礎に必要な高さ分を地面に埋めることもあります。
建築基準法では、天井高さの三分の一以上が地面より下にあれば地下扱いになります。
今回はなるべく掘る深さを押さえ、コストを抑えながら、地下1階・地上2階にしています。
地域にもよりますが、東京では3階建てになると、防火的に内部に木を表すことが難しくなり、石膏ボードにクロスや塗装で仕上げる必要が出てきます。
小岩の家では内部仕上げに木を沢山使えるように、地下を設け、地上2階に収めています。
根切り工事
地下の床は地面から80cmでも、床(梁を含む)の厚みがあるので、今回は1m30cmくらい掘っています。
耐圧盤・配筋
根切りが終了したら、割栗石を敷き、良く転圧して、防湿シートを敷き、捨てコンリートを打って、墨出しして、床(梁を含む)の鉄筋を施工します。
コンクリートを打つ前に、構造事務所とともに配筋の検査を行います。