8:00過ぎに起きて、ホテルで朝食を取り、チェ・ミキは別用で出かけて行った。
9:00過ぎにホテルを出て、地下鉄で上道駅に。
調べて来た地図を頼りに、中央大学へ。
しかし、ソウルは起伏が凄い。
大学への正門まで長く急な坂が続く。
昔、長崎の吉坂先生設計の海星学園の校舎を見学した時を思い出した。
海星学園もほぼ4階分くらいの高低差がある敷地に建っていて、高校生たちも正門までの坂道の途中で休んでいた。
キャンパスに入って目指す図書館に向かうが、これ又坂。
果たしてこの先にあるのが、本当に目指している建築なのだろうか、と言う不安を持ちながら、しばらく行くとネットで見た建物が下の方に見えて来た。
しかしそこに行くルートが定かではなく、へたに道を間違うとまた上り下りをしなくてはならないので、運動場で野球をやっている学生に尋ねる。
やっとついた図書館は、調べて来たように改修で、足元は元の建築が残っている。
周りを回ってみると、敷地の起伏をうまく使った休憩コーナー等の外構があり、良い雰囲気。
入り口から入って、守衛さんに見学出来ないか、と尋ねたが、出来ないとのこと。
エントランスから見る内部は、すこし先に吹抜けの光庭があり、既存のコンクリートをきれいにし、天井もあらわしで、良い雰囲気だが、致し方ない。
簡単なりーフレットをもらって地下鉄の駅に向かうも、やはり坂がきつい。
ふたたび地下鉄に乗って、合井駅へ。
今度は地下鉄出口からすぐのところにある、Green Smart Xiのビルへ。
上海万博の韓国館を設計したマス・スタディーズと言う事務所のデザイン。
ピロティに庭園があり、視線が抜けて気持よい。
所々既視感のあるデザインだが、1階の駐車場が思いのほか良い空間になっている。
エントランスに入って、受付の男性に見学が出来ないか聞くが、予約制とのことで案内のリーフレットをもらう。
13:00に一度ホテルに戻り、カメラと三脚をピックアップして、広蔵市場(カンヂャン・シヂャン)へ行って、ポジャンマチャ(屋台)でキンパブや豚足、チャプチェ(春雨)を一人分盛ってもらい、ビールとマッコリで昼食。
14:00、劇場に着き、セットに飾り足すメニューをつくる。
月曜日なのに、やけに子供たちが町にいるな、と思っていたら、今日は韓国は出征兵士の記念日で休日だった。
日本から新宿梁山泊の三浦さんと渡会さんが到着。
15:30終了し、劇場を出て、北村(プッチョン)へ散歩に出る。
初めて行ってみる北村は、古い家並みが残る、と言われている町だが、ただの観光地化された町で、がっかりして、仁寺洞(インサドン)へ回るも、こちらも完全に観光地に様変わりしており、急いで退散。
劇場に戻り、さっきつくったメニューをセットに付け足し、夕食を食べて、20:00からオンタイムで、メイク・衣装ありのゲネプロで、セットの記録写真を撮影。
22:10終了。
昨日のゲネより断然良く、ちょっと感動。
22:00過ぎに来たチェ・ミキを加え、三浦さんと渡会さんと昨晩のメンバーで、行きつけの居酒屋へ。
23:30過ぎ、広島さんも到着。
今晩のゲネについていろいろ話し、1:00過ぎにお開き。