少しゆっくり8:00に事務所。
冷たい雨が降っている。
メールチェックト連絡事項いくつか。
溜まってしまった日報を書いてアップ。
スタッフが置いていた図面などの確認。
KNH-2の家具平面リストを作成する作業。
15:00スタッフが来たので、簡単な打合せをして、15:30過ぎ事務所を出て横浜へ向かう。
雨は降り続き風も出て来た。
桜木町に17:00前着。
桜木町地下街で開催中の「大唐十郎展・路地の展覧会」へ。
地下街・ぴおシティはひなびた地下街で、人気のない地下街をしばらく進むと、ボクサー姿の大きな唐さんの看板が出迎えてくれる。
学生時代、理工学部の高層棟の17階の吉阪研究室の前に、吉阪先生の等身大に近い看板が置かれていたことを思い出した。
3つの店舗が、実際に舞台で使われた小道具が展示された「袋小路展示場」、ポスター・本や台本や記事などの資料が置かれた「喫茶肉体」、そして日替わりで名作が上映される劇場「野毛トランク座」に仕立てられている。
「喫茶肉体」で鹿野さんと落合う。
「喫茶肉体」の向こうには、立ち飲みやなどが並び、寂れた地下街の雰囲気と唐さんの世界がぴったり寄り添っている。
次ぎに行く映画館「ジャック&ベティ」の行き方を地下鉄駅の路線図で確認し、少し時間があるので、鹿野さんと立ち飲み屋へ入って一杯。
刺身や貝類のメーニューが豊富で安い。
18:30になったので、地下鉄に乗って阪東橋へ。
地上に出ると、暗くなっていて、風が強く雨も混じり、傘がおちょこになる。
唐さんだけに「おちょこの傘持つ」か。
人通りも少なく、道順を再確認して、18:45過ぎシネマ・ジャック&ベティに到着。
この嵐のような天気に、結構な人が集っている。
19:00から、1973年に製作されながらも放送中止になってしまった「追跡・汚れた天使」の上映会が始まる。
唐ゼミ☆の中野さんの司会進行で全体のスケジュールの説明があり、すぐに「追跡・汚れた天使」の上映が始まった。
あっという間の45分。
30代前半から20代後半の状況劇場のメンバーの存在感の凄さ。
予想外にストリーも追えるし、画像もまともだが、よく考えると登場人物たちがかなりエキセントリックだ。
ちあきなおみの歌をバックに、台風の荒波に向かって行く一団のラストは胸を打つ。
唐さんの芝居と同じで、映像でなければ体験出来ない強度を持った映像だった。
20:00から、中野さんの司会で、林海象・望月六郎監督によるトークが始まる。
なかなか面白い逸話が聞けた。
21:00過ぎ終了し、関内の居酒屋での打ち上げに誘われたので、鹿野さんと参加する。
車で移動し、お疲れの乾杯をしてそれぞれ紹介される。
先ほどの映像の話しや、両監督が唐さんと映画を撮ったときの話しや、先日の「21世紀リサイタル」の話しで盛り上がる。
23:00過ぎに鹿野さんと二人で、先にお暇して帰路につく。
1:00前に大和町に帰り、まだ起きていたチェ・ミキと更に一杯やって、2:00就寝。