2011年12月13日

7:00に事務所。
メールチェックと連絡事項を済ませ、スタッフが置いて行ったKNH-2の図面確認をしてスケッチ。
いま読んでいる、「at+ 10」の中の、「原発と「科学」」槌田劭さんの話は、とても感銘を受けた。
「さて、最後に結論だけを挑戦的に言います。小出裕章さんが言うのとまったく同じことですが「60歳以上の年寄りは放射線に汚染されているものを食べよう」と言うことです。」(略)「「一緒に食べよう」という姿勢を持って、共感共悲を怒りに転化することが私たちにとっては重要です。そうでなくては共に生きているとは言えないのでしょうか。
しかし、私は「福島の野菜を食べるべきだ」とはけっして言いません。個人の生き方判断は尊重されるべきであって、私はあくまで「一緒に食べませんか?」と呼びかけたいだけです。」
チェ・ミキと冗談めかして言っていたことを、実践しようとしている人がいる。そして続く。
「自分の健康を願うこと、自分の子どもの健康を願うこと。これは当たり前のことです。そのことが侵害される現実にまず怒りをもたなくてはいけません。そして、その怒りをもちつつ「一緒に食べよう」ということで、福島の農民たちに励ましを寄せることとなり、彼らの二重の苦痛を軽減することが出来るのです。二重の苦痛とは「危険な地帯に取り残された」という苦痛と「誰からも理解されない」という苦痛です。せめて私は後者の苦痛だけでも和らげたいと思います。
放射能で汚染されて病気になることは絶対に許せないことです。しかし、病気になったから絶対に不幸なのではありません。どのように病気になるかによって違ってくるのです。ガンになっても身近な人が優しい声をかけてくれて、手を握ってくれて死ぬこともある。それに対して、ガンにならなくても孤独の中で死んだらもっと不幸です。私たちは社会的にどちらを選ぶのか。これははっきりしていると思います。もちろん、福島から全員が逃げられるのであれば一番いいのでしょうが、それは不可能です。私は放射線で汚染された食物を食べてガンになっても、せめて幸せなガンになれるような社会を作りたいと思っています。みなさんに少しでも共感してただければ嬉しく思います。」
で終わります。
興味を持たれた方は是非読んで頂ければ、と思います。
日報を書いてアップ。
KNH-2のキッチン図面の確認。
10:30スタッフとKNH-2の簡単な打合せ。
13:00前、事務所を出て、原宿の知り合いの事務所へ雑用で寄って、その脚でKNH-2の現場へ。
屋根のスラブ型枠が組まれ、全体が良く分かるようになっている。
屋根が出来たことに依り、全体が統合されつつ、屋根のない部分との対比も際立ち、試行錯誤しながらも屋根のない部分を作ったことの効果が実感出来た。
14:00過ぎに現場事務所で定例打合せ。
22:15、一段落したので、現場事務所を出て帰路につく。

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高尾の家・2007年

中野中央の家・2005年

白州の週末住宅・2005年

北沢の家・2004年

桜新町の家・2004年

遠州浜の家・2002年

軽井沢のゲストハウス・2002年

大和町の家・2000年

深沢の家・1997年

計画案・MYOプロジェクト

コンペ優秀賞・暮しの道具

コンペ案・三次市民ホール

コンペ案・沖縄県看護協会

設計のプロセス

以上が設計のプロセスですが、より詳しくは以下のQ&Aも参考にして頂ければ、と思います。

はじめに

関町の家・建て方

小岩の家・実施計画

小岩の家・内装

小岩の家・鉄骨階段

小岩の家・上棟

小岩の家・木造部分建て方

小岩の家・地下コンクリート壁

小岩の家・根切り+耐圧盤

小岩の家・基礎地盤補強工事

小岩の家-1

空間造形4 写真ギャラリー案内

一次掘削

地鎮祭

魑魅魍魎の生息地帯

坊主No.2

坊主No.1

はじめに

「鉛の心臓」 紅テントの虜に

「唐版 犬狼都市」紅テント洗礼

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