7:00に事務所。
今日も暑くなりそうだ。
スタッフが置いて行ったRPHの図面を確認。
「第2回 吉阪隆正賞 準備シンポジウム」の内容をまとめた原稿がメールで届いたので、内容を確認して返信。
模型作成中のKIHの地下開口や階段を検討。
昨日スケッチした、ORHの図面化作業。
面積などもきちんとチェックして、午後にまとまったので、クライアントに送信。
KIHのスケッチと外壁の法的チェックと問い合わせ。
防火構造の建築基準法の規定はかなり古く、それ以外では、各メーカーが個別に認定を取ったものしかなく、デザイン的にはかなりの制限を受けるので、いろいろ調べるも、やはりどうしようもないものである事を実感する。
先日メモした、「高木仁三郎セレクション」岩波現代文庫の文章は、1990年に書かれたもので、引き続き読み続けて行くと、1995年のものに下記のような文章があった。
「考えられる事態とは、たとえば、原発や核燃料施設が通常兵器などで攻撃されたとき、核施設に飛行機が墜落したとき、地震とともに津波に襲われたとき、地域をおおうような大火に襲われたときなど、さまざまなことがあげられる。(中略)これまでにもそれらの問題の指摘はあったが、そのような事態を想定して原発の安全性や防災対策を論じることは、「想定不適当」とか「ためにする論議」として避けられてきた。しかし、最近、阪神大震災だけでなく、世界のさまざまな状況をみるにつけ、考えうるあらゆる想定をして対策を考えていくことが、むしろ冷静で現実的な態度と思われる。(中略)そのような外部的事象によって引き起こされる緊急事態がどのようになり、それにどのように備えができるかできないかもきちんと、国や事業者の側が論議を提起すべきであろう。公衆は、それらの点も含めて、改めて核エネルギーの選択の妥当性を判断しなくてはならない。」
同じ論文の中で、老朽化による事故・故障の発生率の関連グラフから、福島の原発への懸念を書いている。
ちなみに、「老朽化」という言葉の説明に、「原子力の専門の世界では、「高経年炉化」という言葉を使うが、辞書にない日本語なので私は使わない。」と書いている。
8月15日のテレビの特集で、「降伏」ではなく「終戦」という言葉を提案した官僚の話しがあったことを思い出す。
スタッフ募集の案内を「最新情報」にアップしています。
我こそは、と思う方、応募下さい。