大塚聡アトリエ

台風一過。
雲一つない空の下、7：00に自転車で事務所に。
昨晩は寝付かれないので、宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」の続きと、唐十郎「調教師」を途中まで。
ブドリのラストのアンチヒロイックさ（何度も読んでいるがこんなあっさりだったとは）と、唐さんの言葉の錬金術に痺れ、眠りについた。
父がゴミ捨てに出たので、一緒に道路の散らばった葉を掃き集める。
ちょっと蒸し暑い。
メールチェックや連絡事項。
新宿梁山泊は唐さんの新作。
プロジェクト・ニクスは寺山さんの作品。
といろいろ始まりつつある、それらの連絡。
Facebookから先輩の誕生日のお知らせが届くが、なんと僕と同じ日ではないか。
知り合ってからもう何十年にもなるが、全く知らなかった。
お祝いのメール送信。
昨日考えたKIHの外構について、資料探しなど。
10：00スタッフ候補にKIHの展開図指示。
同じくスタッフに外構を含めた天空率の確認指示。
ORHのクライアントに概算について、電話中間報告。
日報を書いてアップ。
進行中のプロジェクトについていろいろ考える。
13：30、昨日台風で延期になった阪神7レースの結果ページを開くと、マオが一着。
コーナー通過順位を見ると、後方から直線で一番人気の馬を交わした様子。
見たかった。
阿佐ヶ谷近隣に事務所を構える方々と、「マチノケンチクカ・ネットワーク」略して「マチケン・ネットワーク」を作り、阿佐ヶ谷の細田工務店の「住まいのなんでも展」に、「住まいなるほど講座・建築家と創る住まい」という企画に参加するための打ち合わせが明日の晩あるので、展示パネルのイメージを話せる資料の作成。
KIHの外構スケッチ。
夕方、ORHの概算見積りがもう一社から届いたので、クライアントに連絡。
帳簿関連の雑務。
今晩は大和町にチェ・ミキの韓国からの友人を含めた4人が来ているので、19：00前に事務所を出て帰路に着く。
東に向かって自転車で行くと、十六夜の月が。
東に東に追いかけてももちろん追いつかず、きれいな月がずぅーっと見えている。
大和町では手巻き寿司で盛り上がっていた。
一人はほとんど日本語はNGで、ふたりは日本が出来る。
日本人の友人はハングルがかなり堪能で、チェ・ミキはまあまあ、と言うメンバーなので、最初は会話もぶつ切れだったが、アルコールが入るにつれ、なんだか言っていることは分かるような気になって来て、話しが弾む。
新宿梁山泊で昔からの知り合いの俳優キム・ウンスさん、韓国では人気者になっているとのことなので、前回、日本語が出来るふたりが来た時に聞いてみたが、結局分からなかった。
今回も話しが出て、韓国のホームページでなかなか行き着かない。
あれやこれややっていたら出て来た。
こちらの発音が悪かったようで、ほんとうに微妙な違いなのだが、難しい。
その後も、ソウルと釜山と済州島の発音やアクセントの違いなどの話しになり、大阪と東京の違いにつても。
家の中を案内したり、屋上で十六夜の月を見ていたら、「1Q84」の話しになり、村上春樹の人気は凄いものだ。
記念写真を撮り、22：00過ぎ、お開きになり、泊まってる阿佐ヶ谷のホテルまで帰って行った。