四日連続の忘年会もなんとか乗り切り、9:00に起き出す。
10:30に大和町を出て、馬車道のBankARTの「川俣正 Expand BankART」へ。
11:30過ぎ着。
大きな道路に面した寄り付き通路の入り口で、既に気持ちが鷲掴される。
道を行き来する人もかなりの頻度で、覗き込む。
1時間半以上かけてゆっくり体験する。
かなりの数のプロジェクトの映像がブースごとに上映されているが、その中の一つ。
現地調査に行った時に泊まったホテルの近くの不法占拠のバラック。
警察が壊して行っても、そこに暮らす人たちはすぐにまた建て直し始めるのをみて、まるで野に咲く花が枯れてもまた咲く事を繰り返すように、生物の生命を感じた、という話しが印象的的だった。(英語だったので多分こんな内容ではないか。)
今回の展示も、ワーク・イン・プログレスで作業途中から展覧会はオープンし、会期中も作業は進められているとのこと。
完成していない事によって、これに関わっている人たちのエネルギーや達成感が伝わって来る。
建築も現場での完成に向けての、関わった人たちの作り上げる事に対する気持ちや、仕上がる前のものの持つ存在感に気持ちが高まるが、完成してしまうと、その何とも言えない空気が伝わって来なくなる。
このことは、「大和町の家」を作る際に考えた。
そして未だに考えている事ではあるが、ともかく凄い問題を突きつけられた気分で、興奮した。
是非一人でも多くのひとに、訪れて欲しい。
14:00馬車道から中目黒に移動して、「WHITE&VINEGAR Daido Moriyama」へ。
その脚で、以前提案したが残念ながら採用されなかった、「MYOプロジェクト」が完成してる時期だったので、見に行く。
清々しい感じで出来上がっていた。
夜から降ると言う予報だった雨が途中から降り始め、文化村の「白隠展」に寄ろうと思っていたが、今日はここで断念し、大和町に戻る。
帰り道のBOOK OFFで、「EDEN」の原作の、「新宿・夏の死」船戸与一著をみつけ、入手。