7:30に大和町を出て、KIHの現場へ。
パラパラと雨が落ちて来て寒い。
移動中に雨脚がちょっと強くなり、8:30前に現場到着。
今日は大工さんは他の現場の上棟の応援で現場にいない。
足場に上がって気になる部分確認して行く。
内部は鉄骨階段が入り、ぐっと引き締まった様相になっている。
9:00前、建設会社の方と電気設備業者さんが来て、電気について現場を回って説明。
10:00前終了し、引き続き、建築関連の打合せを建設会社の方と。
11:00前一通り終了し、後をスタッフに任せ、事務所に戻る。
しばらくして現場から帰って来たスタッフから、いくつかの報告を受け、建設会社の方に連絡。
しばらく前に進捗を問い合わせ奈良の会社から、吉野材コンペの「そよそよと」の最終試作品が送られて来た。
一年以上前に事務所におみえになった時にお願いした底面のカーブもとても良くなっている。
お礼の電話を奈良県の会社へかけ、代表の方と作り方の苦労や、今後のことについて話す。
もうしばらくでトライアルとして販売できるところまで行けそうで、先ずは、奈良県のアンテナショップ「奈良まほろば館」等に置いてみたい、との話しで、楽しみになって来た。
その後も連絡事項が続き、落ち着かない。
今週の移動中に、保坂和志著「世界を肯定する哲学」を読了したので、今日から、木田元著「反哲学入門」を読み始める。
『哲学とは、「ありとしあらゆるもの(あるとされるあらゆるもの、存在するものの全体)がなんであり、どういうあり方をしているのか」ということについてのある特定の考え方、切り縮めて言えば「ある」ということがどういうことかについての特定の考え方だと言ってもいいと思います。』
『いま、「存在するものの全体』を「自然」と呼ぶとすると、自分がそうした自然を超えた「超自然的な存在」だと思うか、少なくともそうした「超自然的存在」と関わりをもちうる特別な存在だと思わなければ、存在するものの全体がなんであるかなどという問いは立てらられないでしょう。自分が自然のなかにすっぽり包まれて生きていると信じ切っていた日本人には、そんな問いは立てられないし、立てる必要もありませんでした。』
とのっけから、「世界を肯定する哲学」と同じような話しが展開して行く。
これってあたりまえの疑問なの、と不勉強な自分を棚に置き、面白くて先が楽しみになる。