7:00に事務所。
昨日の参院選、投票率は52.61%で、戦後三番目の低さとのこと。
都議会選挙の時も感じたが、この状況に対する、為政者やマスコミのコメントはほとんどない。
低い数字や低かったことによってどのような結果になったかを、後出しじゃんけんで得意げに分析するコメンテーターのような人はいるが、何故この小な状況になったのか、だれも話さない。
もちろん我々市民も問題だが、自信満々の政権党のトップの顔を見ると、不思議で溜まらない。
「渋谷のリノベーション」の取材についてや、nishiogikubo 707のクライアントへお礼のメールなど。
今日で最後の武蔵野大学の建築施工法の授業の、一番最初に出してもらったミニレポートを一人一人読み直す。
溜まってしまった日報を書き始める。
10:00、中島さんが来所し、一緒にnishiogikubo 707へ行って中を説明し、荷物が入る前の納戸の写真を撮ってもらう。
撮影は中島さんに任せ、いったん事務所に戻り、日報を書いたり、明日のORHの図渡しの連絡など。
11:00過ぎ、中島さんから電話があり、撮影が終了したので、鍵を閉めに行く。
昼まではどうにか窓を開けてやり過ごせたが、気温も湿度も上がり、窓を閉めて空調機を入れる。
金曜日に行った役所調査の資料まとめ。
やっと日報を書き、アップ。
15:30事務所を出て、武蔵野大学へ。
16:20から建築施工法の最後の授業。
各学生にレポートの簡単な発表をやってもらう。
17:00過ぎに終了し、ここで授業は終了し、舞台美術に興味があると言う学生に見せる約束をし、持参した梁山泊の何本かのDVDを見せることに。
興味のある学生は残って、と声をかけたら、残った学生のほとんどが女子。
テントのケースとして「唐版 風の又三郎」を、小屋のケースとして「風のほこり」の、それぞれのオープニングとラストを見せる。
17:45終了し、急いでバス停に行き、吉祥寺行きのバスでバウスシアターへ。
18:30から「レオス・カラックス監督特集」の「pola X」。(音が出ます)
20:45終映。
イヤー凄かった。
多分、カラックスを好きでこの映画を見た人のかなりの人が感じたであろう、前半の巨匠風な映像への戸惑いと、このままだったら2時間以上耐えられない、とい思うが、映画はイザベルの登場からガラッと様相を変えどんどん引き込まれて行く。
メルビルの小説(今度読んでみたい)と言うことで、物語としてちょっと紋切り型で分かり易すぎる部分もあるが、凄いエモーションを感じる。
アレックス三部作とはまったく違った映画だが、こちらも良い。
しかし、カラックスは廃墟の使い方が素晴らしい。
いずれの映画も空間が映像に大きなインパクトを与えており、まさにそのセノグラフィーは映像を見ることでしか体験不可であることが、映画らしい。