8:00前に事務所。
メールチェックを行い、早速武蔵野大学の建築施工法のレポートを読み始める。
途中図書館にちょっと出かけて、12:00過ぎまでかけて、大きく仕分け。
午前中はまだ過ごし易かったが、昼過ぎになって急激に気温が上がる。
スタッフが作成した、KBPのボリュームチェックの図面をプリントアウト。
13:00過ぎに事務所を出て、乃木坂のギャラリー間の「クリスチャン・ケレツ展」へ行って、その脚で、国立新美術館の「アンドレアス・グルスキー展」へ。
土曜日とは言え、けっこうな人が見に来ている。
グルスキーにこれほどのポピュラリティーがあったとは、いささかびっくり。
大きなプリントを詳細に見て行くと、写真集では見えなかったものが見えて来て、最初のうちは時間をかけて楽しんでいた。
まさにドイツ人の写真で、終盤に入っている木田元「反哲学史」に書かれている、「本質存在」と「事実存在」のせめぎ合いを実際に見るように感じる。
とらえれているものは事実(すなわち質量や形、色など)なのだが、それをとらえる形式の方が重要に思えて来る。
じっさいそうなのだろうし、だからこそ俯瞰のしかも画面の水平線に沿って奥行きが続いて行く写真が多い。
60点以上の作品が並んでおり、そんなことを考えながら見て行くと、その観念性に疲れて来てしまい、最近の「バンコク」シリーズがとても魅力的に感じる。
それらの写真には、あまり形式があらわれて来なくて、エッこんなものが、と思うものが映っていて、そこにあるものを自然に感じることが出来る。
1時間半以上ゆっくり見たので、とても疲れ、16:30過ぎ帰路につく。
昨日まではもうひとつ展覧会をまわる計画だったが、それは無謀であったことを実感。