8:30に事務所。
自転車で阿佐ヶ谷駅まで行く時、はく息が白い。
駅周辺では沢山の人たちが動き始めている。
大和町から持ち帰ったパソコンをセットし、メール確認と、やり取りいくつか。
妹と父について電話で話す。
昨日思いついた作業を少ししてから、日報を書いてアップ。
その後、頂いた年賀状を拝見して行く。
11:00前事務所を出て、昨日父から所望されたものを持って病院へ。
今日から診察が再開したので、沢山のひとがいる。
特に変わった様子もない状態。
昼前に事務所に戻り、OZONEのプレゼン案の作業とスタッフへのメモ。
KBPのプロジェクトの図面作業と関町の家の図面確認。
16:30前事務所を出て、新宿のK's cinemaで上映中の「なにもこわいことはない」へ。
2004年に竣工した「北沢の家」が、ロケセット、として使われている映画だ。
とても静かな、でも強い物語が語られて行くが、その進行と同時に宮沢賢治の「ひかりの素足」という童話が主人公により音読されて行く。
このもうひとつの物語が挿入されることに依って、静かな物語が単純にならずに見る人それぞれに思いを想起させる様な映画になっている。
この相関的な関係がとてもリアリティがあり、主人公のみの世界の映画であったら、僕はちょっと苦手な映画だったのではないか。
北沢の家は、クライアントさんの条件からちょっと変わった平面をしているのだが、それがうまい具合に使われていることが、多分ほかの観客よりも分かった。
あたり前か。
小津安二郎の映画は戦後の郊外の日本家屋のセットがあってこその映画になっているが。
では、この映画の脚本を読んで、どの様なセットを自分だったら考えるか、と映画を見終ってから考えると、「北沢の家」平面を考えられるわけではないが、セットが映画に与える影響を、面白い形で再認識した。
皆さん是非ご覧下さい。
大和町に戻ると、チェ・ミキが浜松から戻ってい来ていた。