昨晩の雨は上がっているが雲は残っている。
8:00に起き出して、大谷口の家のスケッチ。
14:00過ぎに大和町を出て、吉祥寺シアターのSCOTの二本立てへ。
15:00「トロイアの女」開演し、16;00終演。
30分間のセット転換の間に、鈴木忠志さんのトークがあり、「からたち日記由来」が16:30前に開演し、17:30前終演。
1982年だろうか、利賀で見た「トロイアの女」に度肝を抜かれたことを思い出す。
ラスト、女の子が花を投げ捨てると、欧陽菲菲の唄が流れ、時空が一気にギリシャ悲劇の時代から終戦後の日本に変わるのを感じて、鳥肌が立った。
今回はこの転換を知っていたので、はじめて見た時のような驚きはなかったが、その分全編に渡る密度をじっくり感じられた。
「からたち日記」は、語りの究極を目の前で見せられているよ言うな芝居で、これまた最後に引きつけられてしまう。