移動中に読み続けている、「丸山真男セレクション」がめっぽう面白い。
「福沢諭吉の哲学」と「軍国支配者の精神形態」を続けて読むと、福沢のより良い方を選択する、と言うプラグマティックな対応と、日本の戦犯たちの法廷記録から読み取れる、丸山が指摘する「抑圧委譲の原理」(「日常生活における上位者からの抑圧を下位者に順次委譲して行くことによって全体の精神的なバランスが保持されているような体系」。故に「抑圧委譲原理の行われている世界ではヒエラルキーの最下位に位置する民衆の不満はもはや委譲すべき場所がないから必然に外に向けられる。非民主主義国の民衆が狂熱的な排外主義のとりこになるゆえんである。」)の対比が鮮明に浮かび上がって来る。
今でも、と言うか、今はより如実に、このような状況が繰り返されようとしてることに気が着くし、自分の中にあるこの日本人の資質にも常に敏感である必要を実感する。
曇ってはいるが、日中暖かくなりそうなので、自転車で7:30過ぎに事務所。
メールチェックや連絡事項いくつか。
日報をアップ。
以前住宅を設計したクライアントさんから、実家のある新潟での家つくりの相談があり、資料などが送られて来て、電話で話しをして、土地についての資料を作成。
市ヶ谷の改修の見積りを確認し、クライアントさんにメール送信。
進行中のプロジェクトの確認事項を行い、14:30に事務所を出て大和町に戻る。
バリカンをあてシャワーを浴びて、持ち帰った大泉のプロジェクトのスケッチを行う。
夜はアド街ック天国の浅草篇で紹介され、昨日の現場の帰りに買って来たシュウマイと肉まんを蒸かして食す。