
6:30目を覚ましベッドの中で「早すぎる自叙伝-えり子の冒険」渡辺-えり子著を読み、8:00前に起き出す。
面白くてどんどん読み進んでしまう。
今日も夏とは思えぬ天気。
9:45大和町を出て、一橋学園に父のホームに向かう。
家を出るときはパラパラとしか降ってなかった雨脚が、どんどん強くなる。
10:30前にホームに着くと、父は部屋で寝ていた。
最近の様子を聞いてりしてしばらくいて、帰るよ、と言うと、ありがとう、と言う。
ホームを出て、そのまま恵比寿の写真美術館の「荒木経惟 センチメンタルな 旅 1971– 2017–」へ。
お盆休みと言うこともあるのだろうが、次々とお客さんが入場して来る。
こじんまりとしているのだが、写真展でここまで出来るか、と言う可能性を秘めた展覧会だ。
陽子さんをテーマにしたことが、すべてだろう。
46年間そしてタイトルの「2017-」の「-」が示すように、これからも、荒木さんの写真の原点がここにあることが伝わってくる。
「6・冬の旅」から「7・色景」の展示に移る部分に、ボイドがあり「妻が逝って、私は空ばかり写していた。」と言葉があり、ひとつのピリオドが打たれている会場構成も派手ではないが、気持ちが伝わってくる。
そして最後の「14・エピローグ」にこれからが等身大で感じれる。
引き続き、「コミュニケーションと孤独」を見る。
建築もそうだが、写真も、重箱の隅を突くような解釈なくしてはありえなくなってしまっているのだな、と寂しくなる。
簡単に括ってしまえば、全体性の喪失ということになるのかもしれないが、このことはよく考える必要がる。
雨はさらに激しくなって行く。


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