8:00過ぎに事務所。
大きな台風が九州に近づいていて、明日を中心に東京も雨の様子。
今日は曇で気温も上がらないようだ。
移動中に読んでいる、「オリエンタリズム」エドワード・W・サイード著 今沢紀子訳。
序説から本論に入った。
20世紀初めの、イギリス議会でのエジプト統治についての記述から始まる。
エジプトには過去に素晴らしい文化があったが、近代になってイギリスが植民地化と統治したのは、エジプトに自治と反映をもたらすためだ、と言う論法に、西洋人の東洋観の分析を始めている。
このくだりを読むと、八紘一宇を実現し、アジアを植民地支配から開放するための戦争、と言う論理を思い出す。
妹からの連絡に、父に来た事務手続きの書類の確認し、メール送信。
溜まってしまった日報を書いてアップ。
父のところに来ていた書類に記入。
12:30に事務所を出て、下北沢のアトリエ乾電池へ。
13:30にチェ・ミキと落合い、14:00「林屋正蔵独演会」開演。
アトリエ内には、いい雰囲気に高座が設らえられている。
前座の「出来心」から始まり、枕がアトリエ上の柄本さん宅の様子から始まる正蔵さんの「四段目」の後、柄本明さんと二人でトーク。
休憩後「心眼」で16:00前終演。
家柄の良さが出ているのか、刺がありながらも、誰をも傷つけない話し振りに、テレビのお笑い芸人たちとの違いを感じた。
たっぷり話し聴け、大満足で帰路に着く。