外は霧がかかっている。
ソウルは日本とは時差がないが、かなり西にあるので、7:00だとまだ仄暗い。
7:00に起きだしホテルの1階のレストランで食事。
8:30過ぎ泉さんとタクシーで劇場に。
簡単に舞台上を点検。
泉さんは早速明かり作りを開始。
劇場内では明かり作りが行われているので、10:00前劇場を出て、ネットで見つけたチップル生活史博物館へ。
歩いて5分ほどのところにある。
韓屋を使った博物館で趣がある。
チケットを売っているエントランスの女性が日本語を話せて、今小学一年生が先生に連れられて来ているので、うるさいかもしれないので、逆の順路で見たら良い、と言ってくれる。
地下から2階の順の逆に、2階から地下に降りる。
韓屋の隣に、きちんと設計されたコンクリートの建物が繋がっている。
先に韓屋があって整理して行ったのですか、と女性に質問したら、まず館長がコンクリートの建築を建てて 、お隣の韓屋を譲ってもらった、という経緯を答えてくれた。
藁を使って作られた日用器具や農機具、藁の編み方などの展示が充実していて、見ていて楽しく、規模もちょうど良い。
カタログとお土産を求めてエントランスに行き、女性と話すと、小学校をはじめとして、沢山の学校の見学申し込みがあって、カレンダーが予約で一杯、とのことで、確かに埋まっている。
お土産やカタログを購入し、11:00過ぎ博物館を出て、テハンロのインフォメーションで劇場の地図を武蔵野大学のうちのスタジオの学生たちのためにもらって、劇場に戻る。
今出している課題は、「パフォーミング・アーツ・センター」という課題で、テハンロの話から始めているので。
劇場に戻り、楽屋で払方町のスケッチをして、12:00皆で昼食へ。
今日は韓国版トンカツ。
少々のジャンキーだが、なかなか美味い。
いつものカフェでコーヒーを買って劇場に戻る。
雨は降りそうだが、陽も差してくる不思議な天気。
スライドの調整を行ったりしているうちに、舞台上にはマイクやスピーカーが仕込まれ、大川さんや金さんも来て、役者や演奏者が三々五々劇場入りしてきて、いよいよの感じが高まってくる。
スライドの最終確認を行う。
16:00から17:00までバンドのPAの調整。
17:00から夕食で、韓国の梁山泊の関係者もいく人か来ていて一緒に。
今日はプルコギ丼。
18:00から役者も入って場当たり。
最初のスタートは大事なので、時間をかけて進んでいく。
あっという間に退館時間の22:00に。
今晩は、韓国スターで日本でも有名なキム・ウンスさんが来ていて、役者やスタッフを劇場前のビアホールで歓待してくれる。
昔の話などに花が咲き、閉店の0:00にお開き。
22:30インチョン着の飛行機で、梁山泊の三浦さんとカンナさんが到着しているので、金さんと大川さんで居酒屋でマッコリを飲みながら待つ。
1:00前にタクシーでテハンロに到着し、金さんと大川さんもそのタクシーに乗り込み宿舎へ向かった。
僕もタクシーでホテルに帰る。
ホテルに帰ると、ロビーで交通警察のものだが、タクシーにいくら請求されましたか、と質問される。
領収書を見せて、きちんとした金額ですよと話すと、本当だありがとうございました、と言って去って行った。