7:30に事務所。
今朝も寒さが続く。
メールチェックと連絡事項いくつか。
メールで送られて来ていた若宮町の躯体の確認。
昨日スケッチした荘(カザリ)の雑誌掲載用のテキストの変更作業。
9:00にスタッフが来たので、荘の構成図修正の指示。
若宮町の連絡事項いくつかと、小西さんと新建築へ送る資料の電話打合せ。
スタッフと葉山に着いてブレスト。
それらの繰り返しと、日報を書いてアップ。
16:00事務所を出て、早稲田大学演劇博物館企画 鈴木忠志×渡辺保 ―『劇的なるものをめぐってⅡ』上映会へ。
16:45大隈講堂前でチェ・ミキと落合い中へ。
沢山の人が来ているが、やはり年配の方が多い。
演劇博物館副館長の児玉先生の挨拶から始まり、渡辺保さんの「劇的なるものをめぐってⅡ」についての話しが、30分程だが密度濃くあり、舞台通し稽古の映像が一時間。
1970年、すなわち50年弱前のもので、画像や音声に限界はあるが、集中して見入ってしまう。
80年代に利賀で見た、「劇的」は最終版でこの映像から改訂されていることが、渡辺保さんの話しから分り、納得。
10分休憩後、18:30から鈴木さんと渡辺さんの話しが始まる。
鈴木さんの話しは様式化された芸のように、何度目かの体験の話題もいくつかあったが、なるほど、劇団員もだまされる(劇団員はだまされて入って来るのだから、責任があるのだよ、との鈴木さんの発言)のが気持ちがよいのだろうな、と思える程の説得力をいつも感じる。
建築家でいうと安藤忠雄さんととても良く似た、カリスマ性と大衆性と思想を持っている。
これだけたくさんの人が集まるインパクトを、いまだに持ち続けている作品が、未体験の人も、体験者も今後も見ることの出来る記録は、とても大事なものだ、と思う。
合わせて、当事者のオーラルヒストリーがあることの重要さも感じた。
(どんどん大事な人が亡くなって行くので。)
これからも演劇博物館のアーカイブの充実を楽しみにしていきたい。
20:30前終了し、チェ・ミキと帰路に着く。


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