「文化と抵抗」エドワード・W・サイード デーヴィッド・バーサミアン著 大橋洋一 大貫隆史 河野真太郎訳より。
「テロとは、『われわれ』(帝国主義者・大塚注)がしたいことを邪魔するものすべてなのです。
合衆国がグローバルな超大国となり、中国から、ヨーロッパや南アフリカやラテンアメリカそして北アメリカ全体にいたるすべての地域に対して利害関係をもっている。もしくはもっていると主張している現在、テロとの戦いは、合衆国の覇権を維持するための便利な口実となりました。テロは今グローバル化への抵抗とみられている。このような連想関係は不可避です。そういえば気がついたのですが、アルンダティ・ロイもそのような連想をして、貧困や失業に対する運動、天然資源の喪失に反対する運動が、すべてテロと名付けられていると述べています。
そしてビン・ラディンのグループ(中略)、ひとにぎりのグループがこの悪循環に拍車をかける。そういったグループは誇張され過大視され、その実際の力やそういったグループがもたらす本当の脅威とはまったくちがう姿にされてしまう。そういったグループへと目をそらされることによって、合衆国からもたらされる甚大な損害があいまいにされてしまうー軍事的な損害であれ、環境・経済的な損害であれ、それと比べればテロがもたらしうる損害など些細なものにしかみえないような世界規模での損害が、うやむやにされるのです。」
「第3章 彼らが望むのは、わたしの沈黙だ」はとても示唆にとんだ発言が多い。
8:00前に事務所。
昨晩の雨は上がっている。
昨晩荘(カザリ)のゲラが新建築の編集者から届いたので、確認し、いくつかの検討事項を考える。
本日の深沢の家の改修の打合せ資料の確認。
9:30過ぎ、小西さんや新建築の編集者と電話連絡。
10:00過ぎ、スタッフにダイアグラムの細かい指示。
葉山のスケッチを行いつつ、若宮町の躯体についての確認や、新建築のテキストの推敲。
14:30前スタッフと事務所を出て、深沢の家のクライアントさんの会社へ。
15:30から改修打合せ。
年始に頂いたらしい、大きな甘いイチゴを頂く。
17:30前終了。