昨日「集団的自衛権と安全保障」豊下楢彦・古関彰一著を読了。
「私たちは、明治憲法の下で国を開いたが、結局は「富国強兵」国家になった。日本国憲法下でも結局は、「富国強兵」国家になっている。
それは、GDP(国内総生産)が世界第三位、軍事費が世界第六位で、それはまさに「富国強兵」そのものである。人権の分野においては、すべてとは言わないまでも、残念ながら世界の最底辺を歩んでいるとみていいだろう。」
この後にその具体例がいくつも挙げられる。
「自国を表現するキャッチフレーズはいろいろあるとしても、政府の政策を見ても「富国強兵」国家、しかもだいぶバーチャル(虚構)化して、「マネー・ゲームとウォー・ゲーム」がもてはやされれる富国強兵国家になっていると言わざるを得ないだろう。「平和国家」は形だけだ。」と最後の方に書かれているが、まったく「富国強兵」という言葉がぴったり嵌る状況であることが実感できる。
7:30に事務所。
昨日の協力事務所との払方町の打合せ内容を、本日の打合せ図面に追加して、打合せ資料を整える。
打合せの後、回る場所で行うことの確認。
9:15事務所を出て、払方町のクライアントさん宅へ。
10:00から打合せを始める。
スケジュールや構造の考え方の最終説明を行い、11:30過ぎ終了し、お暇してその脚で新宿区役所へ。
埋蔵文化財の試掘協力届けを提出。
中野へ移動して、父の関連の必要資料を取ろうとしたが、持って来た印鑑登録カードは確かに、アトリエの法人登録カード、しかも住民票は中野だが、本籍は杉並区の西荻のままだったことに気がつき、中野区役所には再度出直すことになった。
いやはや。
その脚で税務所へ確定申告の書類を提出。
今日も風が強く、花粉の影響か、くしゃみと目のかゆみが凄い。
西荻窪に戻り、駅前の出張所で、父の謄本や自分の謄本をちるが、なかなか複雑で時間がかかる。
人が亡くなった後の手付きの経験は何度もあるものではなく、7年前の母の時に、父を手伝って少し体験したが、すべては今回が初めて。
なかなか大変なことである。
昨日読み終わった本の次に読もうと思っていた、「晩年様式集」大江健三郎 著を書店で購入。
大和町のトイレで読み続けていた、「定義集」大江健三郎 著も先日読了して、久しぶりに大江健三郎ワールドに浸りたくなり、しかも「定義集」に書かれていた原爆から原発へ繋がることが、小説と言う形で表現されていそうな気がして。
トイレの中では古書店で求めた、「方丈記」鴨長明 著を読み始めているが、これがまた父が亡くなって一ヶ月後と言う時期でグッと来る。
事務所に戻って、進行中のプロジェクトの連絡事項や確認事項を行って行く。
しかし、今日は花粉が多いのか、ともかく目がショボショボで、戻ってからは疲れが出て来た。
花粉恐ろしや。


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