昨日の移動で、「光の中に」金史良著を読了。
たまたま古書店でみつけた本だが、この作家のことも全く知らなかった。
しばらく前に魯迅を読んで、遅まきながらその素晴らしさにしみじみ感じ入ったが、金史良の作品も同様な感動をもたらしてくれる。
一歩間違うとイデオローグの強い小説になってしまうところを、作家の持っている滑稽感覚や決して上から見ずに、下からの目線で表現されつつ、しかしその文体はエネルギッシュで引っ張られて行ってしまう。
出合えて良かった。
今朝から、「サミュエル ベケット」高橋康也著を読み始める。
しばらく前からベッドの中で寝る前に、「新訳ベケット戯曲全集1[ゴドーを待ちながら/エンドゲーム]サミュエル・ベケット著 岡村美奈子訳を読んでいる。
やはりベケットは面白く、以前早稲田大学演劇博物館「サミュエル・ベケット展―ドアはわからないくらいに開いている」を見て、手に入るベケットの戯曲をほとんど読んで、とても面白く、もっと知りたいと、展覧会の図録も読み、ベケットに個人について情報を得たが、今回再び「ゴドー」を読んで、さらにベケットについて知りたいと思い、少し前に入手していたもの。
さすがに疲れが残り、少しゆっくり起きて、8:00前に事務所。
昨晩の雨は上がり、陽が差し、過ごしやすい。
メールチェックや連絡事項。
昨日の武蔵野大学の提出・講評会を反芻し、日報を書き足す。
11:00小西さんと建設会社が来所し、荘(カザリ)の調査結果と対応について打合せ。
12:00前終了。
連絡事項やいくつかの雑務。
15:00協力事務所と建設会社が来所し、一回目の打合せ。
1階のRC躯体に関わることをひとつひとつ確認して、その後プレカットや仕上等の打合せを行い、17:30前終了。
打合せ資料の整理を行い、昨日遅くまでエネルギーを使ったので、19:00前早めに事務所を出る。