事務所は8日からだが、8:00に事務所。
メールチェックと連絡事項。
神楽坂下Pの調べごととクライアントさんからのレイアウト修正案を検討して図面化。
年末年始の写真を読み込み、メール送信。
一昨日に引き続き、机の周りの整理を少しして、12:30に事務所を出て、アップリング吉祥寺へ。
13:00「象は静かに座っている」フー・ボー監督が始まり17:00過ぎに終映。
4時間の映画だったが、集中力は途切れずに、心地よい疲労感。
「サタンタンゴ」のタル・ベーラ監督の薫陶を得ていることを、あとでホームページで知る。
長いワンカットが何カットか続いた時に、タル・ベーラを想起したが、もっと密接だった。
4時間の間に1日の話が納まっている。
長回しと、フレームアウトしていて大事な部分を見ることが出来ない映像、想像するしかない。
次にどのように展開していくのか気が抜けず、映画の基本はミステリーであることを思い出す。
234分かけることによって、出来事が見終わっても、体験のように留まっている。
映画のホームページで確認すると、炭鉱業が廃れた中国の地方の田舎町が舞台、とのこと。
佐藤泰志の小説群に通じるものがある。
佐藤泰志同様、監督のフー・ボーも若くして自殺している。
二人とも新たな作品に接することが出来ないことが、悔しい。
阿佐ヶ谷の戻る電車でも、映画を反芻する。