「 悲しみ、憤りつづったメモ、一晩ではがされた」。
上しか見ない社会に、本当になりつつある。
6:00過ぎに起き出し、大和町でメールチェックや連絡事項。
9:00前に大和町を出て、新宿のスペース雑遊へ。
10:00から小劇場勉強会の取材撮影。
途中、オーナーの太田さんがお出でになり、池林房などのお店の、演劇ポスターが貼られたスペースもいずれ撮影したい、と話すと、今からやると返事が。
コロナ禍で今お店は休業中で、来月はじめから再開なので、丁度良いタイミングだった。
願ったり叶ったりなので、ひと段落したところで、池林房へ。
垂涎もののポスターが貼られた座敷を中心に撮影。
チェーンのお店で何度も呑んだことがあるが、こうやって誰もいないお店を拝見するのは、もちろんはじめて。
40年程経つ空間で、良く磨き込まれ、オーナーの愛情がひしひしと感じられる。
厨房内もとても奇麗にされていて驚く。
お店のデザインについて太田さんから話しを伺う贅沢。
引き続き、浪漫房へ。
こちらの座敷のポスターは、すべてが大駱駝館の麿さんのポスターで、「麿部屋」と通称されているとのこと。
撮影中も、照明の球切れを椅子に上がって自ら取り替えたり、じっとされていない。
このマメさがお店によく表れていて、この方だからこのようなお店が出来上がり、新宿で何軒もお店をやっていられるのだな、と納得し感動さえ憶える。
「新宿文化の裏の蠍座や渋谷のジャンジャンのようなスペースが憧れだったんだよ」と飄々と語る。
お店の撮影が終了後、スペース雑遊の撮影は続くが、鹿野さんと若者に任せ、大和町に戻り、連絡事項を何度かやり取り。