7:00前に起き出し、大和町でメールチェックや連絡事項。
見たい韓国や中国映画がいくつも上映中で、行ける日と上映時間を調べて、今日はシネマート新宿へ。
座席は距離をとるために、マ・ドンソクがひとつ置きに座っている。
12:15から「悪の偶像」イ・スジン監督始まり、14:45終映。
ハン・ソッキュはいつもながらのハン・ソッキュだが、ソル・ギョングは画面の人間がソル・ギョングだと分っていても、そうなのか、と半信半疑で、素晴らしい。
2時間半の映画だが、集中を切らさずに見ていられるし、見ないと付いて行けない。
展開は予想を裏切るし、登場人物の執着するものを守るために、自分さえも欺いているような姿が見え隠れする。
すべてを自分に都合良く、臆面もなく結びつけて行けるのが権力者で、それは偶像であるのだが、多くの人々が盲信してしまう。
まるで今の日本の政治を見るようだ。
見終わっても、気持ちは映画を見続けているような。
紀伊国屋書店を冷やかし、再びシネマート新宿へ戻って、15:55から「案数殺人」キム・テギュン監督が始まり、17:50終映。
こちらも犯罪がテーマの映画だが、実際の事件を元にしていて話しは分かりやすい。
時に、事件の再現場面が挟まられるのだが、それらはない方がこちらの想像力を刺激してくれるのだが。
キム・ユンソクは渋いのだが、ちょっとワンパターンか。
韓国で韓国キャストで初演された「百年 風の仲間たち」に出演し、最近では「バーニング」や「タクシー運転手」にも出演していた、イ・ボンリョンさんが、この映画にも犯人の姉の役で出演していた。
「百年 風の仲間たち」の時から、素晴らしい女優だと思っていたが、やはりどんどん活動の場を拡げて行っていて、ととも嬉しい。