昨晩、GYAOで「嘆きのピエタ」キム・ギドク監督を見る。
さすがキム・ギドク監督、2時間のボーダーラインは軽々超える。
2012年の映画で、良い意味でとても8年前の映画とは思えない映画。
ずしんと腹に来る。
7:00に起き出し、大和町でメールチェック。
「新宿遊牧民」椎名誠:著を読了。
撮影したスペース雑遊や池林房の太田さんのことが沢山描かれていて、楽しい本だった。
春先に読んだが、テント公演が中止になった、「唐版犬狼都市」を秋にやる予定なので、再度読み始める。
春先に読んだ時にはなんだこの無節操さは、と思ったが、再度読み返してみると、とてつもなく面白い。
唐ワールド全開。
9:30に大和町を出て、ザ・スズナリへ。
着いてみたら、予定が変わっていて、10:30からだった場当りは、昨日かなり進んだようで、12:00からになっていた。
スタッフの方々に特に問題のないことを確認して、チケットを購入してしまったので、劇場を出て渋谷へ向かうと、駅までの道で演出の金さんと出合ったので、問題ないことを確認。
ヒカリエの「緊急企画!! 現代演劇ポスター展 2020」に着くと、笹目さんがいたので話し、ポスター展を見て廻る。
何度見ても、これらのポスターには色あせないパワーがある。
シアター・ワークショップの丸山さんと会えて、12:15ヒカリエを出て、ユーロスペースへ。
12:45「はちどり」キム・ボラ監督が始まり、15:00過ぎ終映。
素晴らしい映画だった。
ヤスミン・アフマド監督の「タレンタイム」や「細い目」、HIKARI監督の「37セカンズ」と通じる。
社会状況を見据えながら、こちらに押し付けがましくなく、様々なことを考えさせてくれる。
キム・ボラ監督がインタビューで答えている「人生は美しい」と言う思いが、この三人の監督たちに共有されている。
この4本を続けてみる番組をどこかで実現してみたいものだ。
せっかく渋谷にいるのだから、炎天下、オープンした「ミヤシタ・パーク」に行ってみる。
しかしながら、期待はずれ。
公園を有効利用するために法律が変えられて、建物化出来るようになったのだが、テナントの店舗の集合で、公園は上がるのも大変なかなり高い場所に置き去りに。
高くするならもっと高くすればすれば良いのに、と思う中途半端さ。
設えも写真で見る、ニューヨークのハイラインに比べて、あまりにお粗末。
いやはや。
階段から思い出横丁の屋根がちんまり見えるのが、せめても愛嬌か。
ザ・スズナリに戻り、稽古や準備のあと、19:00からゲネプロが始まり、20:50終演。
演出に簡単な感想を話し劇場を出る。