7:00に起き出し、4階でメールチェックや今日の予定を確認。
9:30に三ツ矢酒店に行って日本酒と黒糖焼酎を買ってくる。
11:00前に早稲田松竹へ向かう。
11:55「蜂の巣の子供たち」清水宏監督が始まり、13:20終映。
引き続き、13:40に「長屋紳士録」小津安二郎監督が始まり、14:50終映。
「蜂の巣の子供たち」はずっと見たかった映画。
物語としては特にドラマチックなことはなく、ある意味ステレオタイプなのだが、カメラワークが素晴らしく復員兵と戦災孤児たちの旅を時に寄って、時に引いて、客観的に淡々と捉え、まるでドキュメンタリーのようにも思える。
「長屋紳士録」も戦後すぐの話で、戦災孤児たちへの言及もある。
落語のような洒脱なシーンもあり、役者たちがいい味を出している。
飯田蝶子の父と逸れた子供が父に引き取られるまでのその子に対していた自分の態度を振り返って言う台詞「心の余裕を失っていたのは、何も子供ばかりじゃない。わたしら大人だって、自分の生活に汲々として、他人や孤児らを思いやる心を失っていた。人情を取り戻すべきは、わたしら大人の方だったんだ」は今こそさらに響いてくる。
その言葉から、今年の大欅の伐採や自民党の裏金議員のことを思い出す。
制度というものがあって、民主社会のために性善説で作り上げられているが、それがあるからその裏をかく狡賢し奴らがいて、制度をズタズタにしてお墨付きをもらっているからとほくそ笑んでいる。
性善説に立つなら、効率が悪くても制度に頼らない社会にする努力をすべき。
SOKに戻って明日のなんちゃってお節の準備。