6:30に起き出し事務所へ。
4月になったが、桜が満開の時期に必ずくる花散らしの雨で寒い。
メールチェックや連絡事項。
構造事務所に基礎や1階伏図の追加修正事項の連絡と、加藤さんに意匠図の修正について確認事項。
日報を書き足す。
金曜日の打ち合わせのために外壁材などの資料を探す。
6月の新宿梁山泊の公演のセットデザインのために以前の「アリババ」の二種類と「愛の乞食」の映像を見る。
2002年の公演の映像で、カーテンコールで「夜を賭けて」の公開が決まったことや、いよいよ花園神社でテント公演を行うことになったなどの告知があり、そうか23年前になるのかの感慨ひとしお。
本日から事務所で「磯崎新論 シン・イソザキロン」田中純 著を少しずつ読み始める。
夜はノンアルデイでu-nextで「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」オリビエ・ダアン監督を見る。
ダアン監督のピアフとベイユを主人公にした映画がよくできていて、この映画も期待したが、前者二作が二人のかなり長い人生のスパンを描いているのに対して、今作はモナコのついてでからの特にフランスとの危機を打開する事実をメインにしていて、グレーズ・ケリーの人生を描くというより、危機打開のためのグレースの行動がメインになり、少々深みに欠けた。
でも、グレースの最後の映画撮影のスクリーン・プロセスのスクリーンのバックから始まる冒頭の長いワンシーンは期待感にワクワクしたし、途中モナコに残る決意をしてからのヒッチコックのサスペンスのようなシーンと音楽で次の展開を期待させられた。
そしてモナコ妃になったことしか知らなかったグレース・ケリーにこんなことがあったことを知れたのはよかったが、途中にちょっと挟まれる父親との葛藤やヒッチコックとの関係性がもう少し描かれたら深みが増したのでは、と思うのは欲深いだろうか。
しかしながら、昨日の映画もそうだが、女性の強さに感服する。